Topicsトピックス

HELLO baseが主催する最新セミナー情報や、保険募集人・経営者の方に
お役立ちできる情報を発信いたします。

2023.09.15

vol.30 「コンサルティング思考を身に着ける⑥」セミナーを開催しました。

コンサルタントだけではなく、あらゆるビジネスマンに求められる「コンサルティング思考」を社内研修で実施しようという事で計画しておりましたが、せっかくなので社外の方にも公開しようという事で始まった「コンサルティング思考を身につける」研修。

6回目のテーマは、

ラテラルシンキング入門(水平思考クイズ)

前回の復習はこちら→vol.29 「コンサルティング思考を身に着ける⑤」セミナーを開催しました。 | 株式会社HELLO base

本日の内容はラテラルシンキングについてです。
今の時代、ロジカル(論理的)に考えることは当たり前、ラテラルに考えることが求められています。

「ロジカル・ラテラル・クリティカル」
3つの思考を使いこなせるようになると、お客様との話やコンサルティングがスムーズに進むようになります。

考え方が全く違うので、使いこなすことはとても難しいです。
そのため、お客様との話が詰まってしまった時→ラテラルに考えよう。
もっと話を深堀りしたい→ロジカルに考えよう。
と場面に合わせて頭を切り替えるとうまくいくことが多いです。

それを踏まえて本題に入ります。

問題:13個のみかんを3人で平等に分けるにはどうしたらいいでしょうか?

・ジュースにする
・残りは自分で食べる
・そもそもあげない
・皮を剥いて重さを測り3分の1に分ける

答えは様々ありますが、
ラテラルシンキングの考え方では「ジュースにする」が模範解答です。

ラテラルシンキングはセンスや頭の柔らかさが必要だと言われることが多いですが、
実はラテラルシンキングの考え方というものがあります。

どういう切り口でラテラルシンキングを考えればいいのか、問題を解きながら考えてみましょう。

【ラテラルシンキングの考え方】
「そもそもみかんを個体で分けないといけないのか?」というところを疑います。
そうすると液体という考え方が出てきますね。
また、ケンカをしないことが目的なら、そもそも渡さないという考えもあります。
ポイントは「前提を疑う」ということです。


ロジカルシンキングは答えは基本的に一つしかありません。
経験を積み重ねるほど意識しないとラテラルシンキングはできません。

例えば、子どもの考え方にハッとする!ことはないでしょうか?
子どもは基本の枠組みがないので、勝手にラテラルな考え方になります。

では、前提を疑うという発想を持ちながらクイズをやってみましょう。

①男はある場所から脱出しようとしたが、持っているものが大きすぎて身動きが取れなくなってしまった。どういうことか?


【実際に出た答え】
プライド、仕事やめたいが家族を背負っているのでやめられない

【問題を作った私の答え】コインパーキングから出ようとしたが1万円しかなくて出られない

大きな荷物を物理的に大きいと考えてしまうとラテラルに考えられません。
大きいの解釈を変えないとこの問題はできませんね。


例えば、テレワークもそうですね。
出社しないといけないという前提を疑ってできたものです。

②お店を繁盛させたいと思った薬屋さんは、客寄せとしてお猿さんをデパートから買ってきた。子供たちはお猿さんに興味津々だったが、肝心の大人たちは素通り。
しかし、近隣の小学校にある声がけを行い始めた途端、一気に薬屋は繁盛し始めた。一体、なんと言ったのだろうか。


これは実話でマツモトキヨシの事例です。
【答え】
子ども一人で見に来るのは危ないので、親子連れで来てください。

大人たちが能動的に来てもらうのは難しいと考えた。(前提を疑う)
そこで大人が無理やり来させる仕掛けを考えた→子どもと一緒に来てもらう

ここでラテラルシンキングについて整理します。

この思考を頭に入れて残り二問を解いてみましょう。

③2年前、私の家の近所に本屋さんができました。しかし、お客さんがたくさん入っているところを見たことがありません。Amazonを代表としたネット上の本屋さんが増えている中で、さらに客足は遠のくはずなのになぜオープンしたのか。特に専門書があるわけでもないですし、本以外に売っているものも見つかりません。しかし、全く潰れる気配がありません。なぜでしょう?

【答え】
店にお客さんがきて本を買うという前提を疑う
⇒周辺の介護施設などに本を売りに行く、ルートセールス。本屋が倉庫になっている。

同じように街のカーテン屋さんなど、配送ビジネスモデルを組んでいるところは多いですね。

④大阪で店舗を展開していた鳥貴族(大倉社長)は、当時東京への進出を狙っていたが土地勘がないため、どこにお店を出せばいいのか分からない。詳しくマーケティングして人流を把握できれば、戦略的な出店もできるが・・・できるだけコストは押さえたい。大倉社長の考えた戦略とは?

【答え】
ワタミの近くに出店する。


壁にぶつかった時や困った時に、今回のようにラテラルシンキングで考えてみてください。

次回はこのラテラルシンキングの応用編です。
完全無料ですので、ご興味のある方はぜひ下の申し込みボタンからお申込みくださいませ。




Back