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HELLO baseが主催する最新セミナー情報や、保険募集人・経営者の方に
お役立ちできる情報を発信いたします。
vol.25 「コンサルティング思考を身に着ける④」セミナーを開催しました。
コンサルタントだけではなく、あらゆるビジネスマンに求められる「コンサルティング思考」を社内研修で実施しようという事で計画しておりましたが、せっかくなので社外の方にも公開しようという事で始まった「コンサルティング思考を身につける」研修。
4回目のテーマは
ロジカルシンキング入門(MECEとは?)
MECE→ミーシーと読みます。
今回の「ロジカルシンキング入門」では前回の研修で行った「抽象化・具体化」の思考を使って考えていきました。
【定義】
具体化:漠然としたものを明らかにすること
抽象化:具体的な情報から一般化すること
復習もかねて2つ質問をしました。
①保険業を抽象化してみてください。
出てきた答えは、リスクマネジメント業、お金に関する仕事、金融業、人生のガードマンなどでした。
このように抽象化して行くと目的につながります。
②日本から韓国へ行く方法をできるだけ多く書き出してください。
まず一つ目に書いたものを教えてもらうと飛行機という方が大多数、泳ぐ・船という回答もありました。
ここで思い出してほしいのは抽象化思考です。
飛行機という具体物ではなく、まず抽象化すると漏れなく考えることができます。
抽象化思考を頭に置きながら、今日の本題に入ります。
この3つの思考法、私はいつもどの考え方を使うか考えています。
身につけてもらうとお客様と話すときに思考の整理ができます。
ロジカルシンキング:垂直思考 論理的に物事を考える
ラテラルシンキング:水平思考 前提にとらわれずに物事を考える
クリティカルシンキング:批判思考 斜めから物事を考える
例:13個のオレンジを3人の子どもに平等に分けましょう。
という問いに対し、それぞれの考え方で答えが変わってきます。
ロジカルシンキング:13個を3等分にして、分ける
ラテラルシンキング:ジュースにする
クリティカルシンキング:喧嘩するなら配らなくていい
本日はこの中の「ロジカルシンキング」について話しました。
ロジックツリーを使ってロジカルシンキングのフレームワークをしていきます。
このように階層ごとに抽象度を揃え、徐々に具体化していきます。
ポイントは「漏れないように書くこと」です。
ちなみにTOYOTA方式をご存じでしょうか。
何かをやる時にどうしてそれをやるのか5回聞くそうです。
これはロジックツリーを右に5回行くのと同じですね。
ここで最初の質問
「日本から韓国へ行く方法」をロジックツリーを使って考えてみましょう。
日本から韓国へ行く方法→「陸」 「海」 「空」
こうすると漏れないですよね。全体を俯瞰できるようになります。
この状態にすることがロジカルシンキングです。
最初の第一階層をどうするかがポイントです。
第一階層は3つか4つに揃えるのが正しい思考法です。
ロジックツリーは3種類あります。
例:部下や後輩から悩みを相談された時(営業がうまくいかないなど)
WHYツリーを使ってなぜを一緒に追求していきます。 数字があればなおよしです。
理由がわかったらHOWツリーを使って原因を深堀り、どうやったら原因を解決できるか方法を考えていきます。
このように考えることは部下や後輩への指導に効果的です。
何のために今やっているか?がよくわかります。そのために使いこなしてください。
例:今日の晩御飯を考える時
WHATツリーの画像だと魚料理と煮物の抽象度がずれています。→MECEができていないと言います。
魚料理の中に煮物も含まれるからです。
MECEはもれなくダブりなくという意味で、ロジカルシンキングの基本中の基本です。
ロジカルシンキングのポイントはうまくHOW・WHY・WHATのロジックツリーを使いこなすことです。
【HOW・WHY・WHATのロジックツリーを使う時のポイント】
①階層の抽象度を合わせること
②MECE(もれなくダブりなく)を実践する事
考え方はわかっても使えないと意味がありませんので、ロジックツリーを作る練習をしました。
問題:サザエさんに登場するカツオのテストの出来が毎回よくありません。どの理由はなぜでしょうか?WHYツリーを使って3階層展開し、真因を特定してください。
第一階層に出てきた答えをご紹介します。どの答えも良いですね。
「学力的な理由・非学力的な理由」
「量・質・時間」
「勉強している・していない」
「やる気がある・ない」
第二階層に出てきた答えはこのようなものでした。
「コツコツ勉強するのが嫌い」
「学習時間が少ない」
「授業を理解できていない」
「遊び優先」
「勉強の仕方がわからない」
最後にこの第二階層の理由をどうすれば解決できるかHOWツリーで考えました。
お客様と話すときに、このようにロジックツリーを使って、今どこの階層の話をしているのかを常に考えながら話してみてください。うまくいかなかったときに、次やることが明確になりすぐ次に取り掛かれます。
実際に書きながらロジックツリーを使って考えると、自分はもちろんお客様の思考の整理になります。
ぜひやってみてください。
今回も60名以上の方にご参加いただきました。
ご興味のある方はぜひ下の申し込みボタンからお申込みくださいませ。