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HELLO baseが主催する最新セミナー情報や、保険募集人・経営者の方に
お役立ちできる情報を発信いたします。
Vol.18 「コンサルティング思考を身に着ける」セミナーを開始しました
コンサルタントだけではなく、あらゆるビジネスマンに求められる「コンサルティング思考」を社内研修で
実施しようという事で、計画しておりましたが、せっかくなので社外の方にも公開しようという事で、始まった
「コンサルティング思考を身に着ける」研修。
全部で100名以上の方にお集まりいただきました。
本日のテーマは
事実と解釈の分離と仮説思考
について。
中身+研修ではお話しできなかった内容について、書かせていただきます。
下の2つの画像を見て、皆様はどう感じますか?
上の画像は、天気が悪いし雨降りそうだな…
下の画像は、少ししか水が入ってないな…
そんな風に感じたのであれば、あなたの解釈が入っています。
ビジネスの世界では、「事実」と「解釈」を分離する事が非常に大切です
事実だけを捉えると、上記のようになります。
例えば黒い雲がかかっているという事実を見て、「良い天気だ」と思う人もいるかもしれません。
お母さんに欲しかった長靴を買ってもらったばかりの女の子
晴ればかりで農作物が育たないと嘆いてたお百姓さん
は、良い天気だと感じるはずです。
この時点でコミュニケーションエラーが起こります。
このフレームワークを身に着ければ、考え方が整理されるはずです。
事実→解釈→仮説→対策の順番で物事を考えます。
(ちなみにお客様へのご提案などでこのフレームワークを使う場合は、対策→仮説→事実の順番で伝えるとわかりやすいです)
例:傘を持っていくべきだよ。雨が降りそうだから。なぜならそらを見上げたら黒い雲がかかっているからね。
↑結論から話すことが提案では望まれます。
参加者の方から下記のような質問がありましたので、この場を借りて回答させていただきます。
解釈と仮説を分けて考える際に、一緒になってしまってるのではと思い分離の考え方を知りたいです。
例えば
事実 平均寿命の伸び
解釈 老後もお金がなかったら嫌
仮説 老後にお金が必要
対策 老後に備えた資産形成
仮説ありきで解釈を出してるようで、解釈を捉える上での考え方が知りたいです。
こちらよくある質問です。
もう一度、事実→解釈→仮説→対策について正確に理解を深めてみましょう。
事実→言葉そのままですが、起こった(もしくは起こっている)出来事や現象そのものです。ここには感情や判断を含めてはいけません。
例:テストで60点取った
解釈→事実に対して、「どう感じたか」です。基本的には「良い」か「悪い」で考える事が望ましいです。(どちらでもないはNG)
例:悪い(悪いと判断したのは、平均点が70点であり、それを下回ったので)
仮説→発生した事実から今後起こりうるだろう出来事などを推測します
例:このままだと志望校に受からないだろうから
対策→仮説を踏まえたうえで、具体的に今後行っていく事を決定します(対策の結果、うまくいった場合は立てた仮説が正しかったという事です。これを仮説の検証と言います。)
例:毎日5時間勉強しよう
いただいていた質問に対してですが、正しくフレームワークを適用すると、下記のようになります。
事実 平均寿命の伸び
解釈 悪い(悪いと判断した理由は、老後にお金がかかってしまうから)
仮説 老後にお金がかかり、裕福な生活が送れないと考えられるので
対策 老後に備えた資産形成をしていこう
となります。
事実 平均寿命の伸び
解釈 老後もお金がなかったら嫌
仮説 老後にお金が必要
対策 老後に備えた資産形成
上記についてですが、
■「平均寿命の伸び」という事実に対して
■嫌(=良くない)という解釈をした。その理由は老後にお金がなくなるから。(←これは仮説というより、解釈した根拠です。老後にお金がなくなるから嫌という解釈をしたわけですね。)
ここが理解しにくいポイントなのですが、「解釈の根拠」と「仮説」を混同してしまいがちです。
嫌という解釈をした根拠が「老後にお金がなくなるから」であり、これは仮説ではありません。嫌という解釈をした根拠です。
■上記の事実、解釈、解釈の根拠を踏まえたうえで、仮説を立てましょう。(仮説の例:老後にお金がかかり、裕福な生活が送れないと考えられるので)
ですので、ご質問に対する回答ですが
事実→解釈→解釈の根拠→仮説→対策
の順番で考えると、整理しやすいかなと思います。
仮説思考について
また事実→解釈→仮説→対策のフレームワークの中でも、仮説の精度を高めていくことが極めて重要という話を致しました。仮説は過去の経験などにより大きく精度は変わります。ただ過去の経験が少なかったとしても、仮説の立て方を学べば、一定の精度の仮説は立てることができます。
(仮説の立て方についてはまた違う回でお伝えします)
こんな勉強会をしていますので、もし次回以降参加したい方がいらっしゃいましたら、下記からお申し込みくださいませ。
2304XXセ申_「コンサルティング思考を身に付ける」申込フォーム – Google フォーム
次回は5月12日(金)10時~11時です。
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