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2026.01.27

会社のお金を“3つの箱”に分けるだけで、資金繰りが安定する方法 ーHELLO経営通信

こんにちは。
株式会社HELLO base代表取締役 渡邉一史(わたなべひとし)です。

新しい年が明け、街中にも穏やかな日差しと清々しい空気が広がる頃となりました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

このブログでは経営に必要な知識を体系的・実践的に学べる“経営の教養講座”として、
毎回ひとつのテーマを掘り下げてお伝えしています。

会社のお金を“3つの箱”に分けるだけで、資金繰りが安定する方法  

「売上はあるのに、なぜかお金が残らない」
「支払い日が近づくと、毎回ドキドキする」
「税金の時期になると、一気に資金繰りが崩れる」
こうした悩み、実は“会社のお金の置き場”が1つに混ざっていることが原因になっているケースが多いです。

なぜ「3つの箱」で資金繰りが安定するのか?

資金繰りが苦しくなる会社の典型パターンはこれです。
・入金されたお金が全部「同じ口座」に入る
・そこから家賃・外注費・仕入・返済など、目の前の支払いが出ていく
・気づいたら「納税」や「想定外の出費」の分が残っていない

つまり、問題は“売上”よりも、
「使っていいお金」と「守るべきお金」が混ざっていること。
だから、分けます。最初から。

会社のお金「3つの箱」とは?
おすすめはこの3つです。名前は自由ですが、役割を分けるのがポイント。

① 使う箱(運転資金箱)
日々の支払いに使うお金。
例:家賃、人件費、外注費、仕入、広告費、通信費など

② 守る箱(税金・安全資金箱)
“使ってはいけないお金”を先に確保する箱。
例:法人税・消費税・住民税の見込み、急な修繕、売上減少の備え(最低1〜3か月分を目標)

③ 増やす箱(投資・成長箱)
未来の売上を作る箱。
例:採用、教育、商品開発、設備投資、販促の強化、仕組み化、改善費
(※「利益(社内留保)」として積み上げる位置づけでもOK)

具体的なやり方(今日からできる)
難しい会計処理は不要です。やることは3ステップ。

Step1:箱を“現実”にする(口座を分ける)

理想は銀行口座を3つ(もしくは同一銀行のサブ口座)です。

・運転資金口座
・税金/安全資金口座
・投資/成長口座

「口座を増やすのが面倒…」という場合は、
会計上の科目や管理表で分けても良いですが、最初は物理的に分けた方が強制力が働きます。

Step2:入金があったら“先取り”で振り分ける

コツは、残ったら貯めるのではなく、入ったら最初に分けること。

頻度は以下のどれかでOKです。

・毎回の入金ごと
・週1回(毎週月曜など)
・月2回(15日・月末など)

Step3:配分比率を決める(まずは小さく)

最初から完璧を狙うと続きません。まずは“少額でも確保”が大事です。
例(あくまで目安)
①使う箱:70%
②守る箱:20%
③増やす箱:10%

もし今カツカツなら、こう始めてもOKです。
②守る箱:まずは5%でも先取り
③増やす箱:まずは3%でも先取り

事例:月商500万円の会社だとどうなる?
たとえば、月の入金が500万円あったとして、

②守る箱(20%)=100万円
③増やす箱(10%)=50万円
①使う箱(70%)=350万円

こうしておくと、
・納税や急な出費のときに「別口座にある」安心感が生まれる
・広告や採用など“攻めの費用”が、資金繰りを壊さずに打てる
・運転資金の範囲で経費をやりくりする習慣がつき、利益体質に寄っていく
という変化が起きやすくなります。


まとめ:うまくいく会社が決めている継続のための「3つのルール」

  1. 守る箱のお金には手をつけない(例外ルールも先に決める)
  2. 比率は固定せず、月1回だけ見直す(繁忙期・閑散期で調整OK)
  3. 増やす箱は“未来の売上に効く使い方”に限定する(なんとなくの支出に混ぜない)

資金繰りを安定させる第一歩は、
売上アップより前に「会社のお金を、役割で分ける」こと。

①使う(運転資金)
②守る(税金・安全資金)
③増やす(投資・成長)

たったこれだけで、数字のストレスが減り、意思決定の質が上がります。
もしよければ今日、まずは
“守る箱”用の口座(またはサブ口座)を1つ作るところから始めてみてください。


「今月の入金から、まずは5%だけでも別口座へ」
これだけで体感が変わります。

次号は「MVVを作っても浸透しない理由 ~Whyを5回掘ると何が変わるのか~」についてお届けします。
楽しみにしていてください!

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